🌟「自然に還りたい」——その想いから始まった

私は数年前、母の希望で樹木葬を選びました。
「自然の中で静かに眠りたい」と語っていた母の言葉が、今でも心に残っています。

当初は「本当にそれでいいの?」と戸惑いもありましたが、実際に手続き・見学・納骨までを体験して、たくさんの気づきがありました。

今回は、実際に樹木葬を選んだ体験者の目線から、リアルなメリット・デメリットを徹底的に解説します。


✅ 樹木葬のメリット【体験談ベース】


1. 自然に囲まれた、心安らぐ場所

「木漏れ日が差す林の中。あの日、母の笑顔を思い出しました。」

一般的なお墓とは違い、自然の中で眠ることができるのが最大の特徴。
私たち家族は、毎年命日に訪れていますが、そのたびに花や草木の変化があり、心が落ち着きます。


2. 費用が明瞭で、経済的負担が少なかった

「永代供養込みで、家族に迷惑をかけない仕組みがありがたかった。」

従来の墓石や永代使用料よりも費用は抑えめ。
私の場合は、**総額35万円程度(永代供養・プレート付き)**で済みました。


3. 宗教や継承者の縛りが少ない

「娘に“後を継いでもらわなきゃ”という気持ちから解放されました。」

宗派を問わず利用できる霊園も多く、子どもにお墓を守ってもらう必要もありません。
「1代限りでも完結できる墓」というのが、現代に合っていると思いました。


⚠️ 樹木葬のデメリット【正直レビュー】


1. 「本当に樹の下?」という疑問もあった

「“木の下で眠る”と思っていたら、整備された花壇の一角でした。」

見学に行って驚いたのが、自然というより**“庭園風”の区画**が多いこと。
“森の中に眠る”ような本格的な樹木葬は少なく、イメージとのギャップがありました。


2. アクセスが悪い霊園もある

「車がないと通えない場所だったので、年配の親族には不便だったかも。」

郊外の自然に近い場所が多いため、公共交通では行きづらい場合も
アクセスも重要な選択基準だと痛感しました。


3. 家族が無関心だと“無縁感”がある?

「誰も手を合わせに来ない区画を見ると、少し寂しさを感じます。」

永代供養とはいえ、訪れる人がいないと荒れた印象を持つ場合も。
「自分も定期的に来よう」と思わせてくれたのは、逆に良い気づきでした。


🔍 結論:樹木葬は“人によってはベスト”な選択


私たち家族にとって、樹木葬は母の意志を尊重できた良い選択でした。
しかし、それは事前に現地を見て、よく話し合ったからこそだと思います。

💡 選ぶ前にやってよかった3つのこと:

  1. 複数の霊園を見学(実際の環境・雰囲気を確認)
  2. 総額費用の確認(後からの追加費用なし)
  3. 供養内容の詳細を聞く(年間管理・法要・納骨の流れなど)

💬 あなたにとっての“納得の終の棲家”を

口コミや評判は参考になりますが、**一番大切なのは「自分や家族に合っているか」**です。
樹木葬は、「自然と一体になりたい」「お墓の管理を子どもに任せたくない」――
そんな想いを叶える選択肢として、多くの人に支持されています。

ぜひ一度、現地に足を運び、五感で感じてみてください。